最近読んで面白かった本を3冊紹介。
すっかり涼しくなってきましたね。
私はこの時期が1番好きです。
暑さも落ち着き、寒くもなく...
窓を全開にして、夜をのんびり過ごす時間が好きです。
今日はここ最近読んで
面白かった本を紹介しようと思います。
私はこの作家さんが好き！
とか、こういうジャンルが好き！
とかそういうのは無いので、
その時に気になる本や話題の本を読んでいます。
なので定期的に本屋さんに寄るのも欠かせません。
それぞれ全く違うジャンルの本なので
どれか1つでも気になるものがあれば
是非読んでみてくださいね。
イタリアに暮らし始めて三十五年。断言しよう。パスタよりもっと美味しいものが世界にはある！忘れ難いおにぎりの温もり、北海道やリスボンの名物料理……。いわゆるグルメじゃないけれど、食への渇望と味覚の記憶こそが、私の創造の原点――。胃袋で世界とつながった経験を美味しく綴る食文化エッセイ。新潮社より引用
「ヤマザキマリ」さん
知っている方も多いのではないでしょうか？？
そう。
テルマエ・ロマエの作家さんです。
サバサバした感じがとても魅力的な方。
そんなヤマザキさんが、
ひたすら食べるということについて書いているこの本。
私は毎日毎食パスタでもいい！
というくらいの無類の麺好きなのですが、
この本の目の前を通り過ぎた時に、
え？なに？パスタぎらいってどういうこと？！は？！
と思って手に取ったのがきっかけ。
しかしこの本、話はパスタだけにとどまりません。
「食外交」の大切さを唱えているヤマザキさんだけあって、
その食に対する考察力と、表現力がまあとにかく凄い。
食べること、本当に大好きなんだな〜この方。
そして、ただ美味しいもの食べるのが好きなんじゃなくて、
食べる事が好きなんだな。ということがよく分かる。
本を読んで声出して笑ったのは久しぶりでした。
読み終わった後に皆さんは何が食べたくなるでしょう？？
とにかく読んだら食欲が湧いてくるはず。
ちなみに私はソーセージが食べたくなりました。笑
食欲の秋に一押しの本です。
しばらく会った人にはこの本を薦める予定。
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②幸福の資本論/橘 玲
あらすじ
「ひとは幸福になるために生きているけれど、幸福になるようにデザインされているわけではない「金融資産」「人的資本」「社会資本」という３つの資本の意味と、その組み合わせによって生まれる８つの人生パターンを解説し、あなたが目指すべき「幸福な人生」を考えます。ダイヤモンド社より引用
私こういう系（と一括りにしてはいけないのですが）
の本って、読み終えられた試しがないんですね。
だんだん飽きてきてしまう・・。
でもこれは違いました！
「幸福」とか「幸せ」の定義って難しいし、
情報が溢れる今の時代だからこそ「これが幸せだよね！」
というのはなかなか定義できないですよね。
そんな漠然とした世の中の問いに
ある程度明確な答えが用意されているのがこの本。
すごく納得できたし、面白い。
これを面白いというのが正しいかも分からないし、
ここで書かれている答えを目指せばいいのかも分からない。
けど、私達が"幸せ"を目指して生きているのは間違いないから
何かヒントになると思います。
この本の中には、
幸せになるための3つの柱が書かれているのですが
自分と照らし合わせながら読んでみると面白いかも。
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あらすじ
36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。
日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、
「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる――。「いらっしゃいませー!!」
お客様がたてる音に負けじと、今日も声を張り上げる。ある日、婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて、
そんなコンビニ的生き方は恥ずかしい、と突きつけられるが……。文藝春秋より引用
淡々と物語が進んでいく。
ずんずん読み進めてったら、淡々と終わっていった。
そんな感じの小説でした。
「普通」ってなんだろう？
私たちが囚われている「普通」とは真逆の世界にいて、
でもそこに安心感を抱き満足している主人公。
私も普段生きていると、
「普通は〜」という言葉とか「世間体」という
見えない圧力に直面することもあって、
自分で選択して行動する時に
勝手にそういう世間体とかを気にして
壁を作ってしまったりしてるんですけど。
そんなのどうでもいいじゃん。
自分というものを貫きたいな、
貫けばいいじゃんって思うんですよね。
その揺るぎない強さがこの主人公にはあって、
潔くて気持ちがいい。
文章の書き方とかも私はあまり読んだことのない感じで新鮮で面白かったです。
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いかがだったでしょうか？
読書の秋！皆様の秋の夜長のお供の参考になれば、幸いです。
By F.
